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トヨタ ハリアーの見積もりを取ると、グレードの次に聞かれるのが「2WDにしますか、E-Fourにしますか」ですよね。22万円の差なので、迷うのも当然です。
結論から言うと、冬に雪が積もる地域に住んでいる方や、凍った坂道を通る方はE-Four。それ以外の方は2WDで足りることが多いです。
この記事では、価格・燃費・重さ・雪道での違いを表で並べて、あなたの使い方ならどちらかを決められるようにしています。
ハリアーの2WDとE-Fourは何が違う?
いまのハリアーは全車が2.5Lハイブリッドです。2026年8月3日の一部改良で、ガソリン車とPHEVはなくなりました。
そのうえで駆動方式は2つあります。前輪だけで走る2WDと、後輪にもモーターを付けた4WDのE-Fourです。
『FFとかFRとか、どっちなの?』という方もいるはずです。ハリアーの2WDは前輪駆動、いわゆるFFです。後輪で走るFRの設定はありません。
E-Fourは、後ろの車軸に専用のモーターを置いた電気式の4WDです。前後をつなぐ長いシャフトがなく、必要な時に後輪へ力を足す仕組みなんです。
| 項目 | 2WD(FF) | E-Four(4WD) |
|---|---|---|
| 型式 | AXUH80 | AXUH85 |
| 後輪の駆動 | なし | リヤモーター 4NM |
| リヤモーターの出力 | なし | 40kW(54PS)/121N・m |
| 価格差 | 基準 | +220,000円 |
| エンジン | A25A-FXS 2.5L(共通) | A25A-FXS 2.5L(共通) |
数値はトヨタ公式の主要諸元表(2026年8月)のものです。エンジンと前のモーター(88kW)はどちらも同じです。
エンジンも前のモーターも共通です。E-Fourは、後輪を回すモーターが1つ増えた仕様だと考えるとわかりやすいですよ。
22万円の差はグレードごとにどう見える?
E-Fourの上乗せは、どのグレードでも一律22万円です。’26年8月現在のメーカー希望小売価格(消費税込)で並べるとこうなります。
| グレード | 2WD | E-Four |
|---|---|---|
| G | 4,396,700円 | 4,616,700円 |
| Z | 4,866,400円 | 5,086,400円 |
| Z“Leather Package” | 5,186,500円 | 5,406,500円 |
| 特別仕様車 Z“Night Shade” | 5,021,500円 | 5,241,500円 |
| Z“Leather Package・Night Shade” | 5,341,600円 | 5,561,600円 |
ここで気づくのが、GのE-Four(4,616,700円)とZの2WD(4,866,400円)の差です。約25万円しか離れていません。
『E-Fourにするなら、いっそZの2WDにしたほうがいいのでは?』と考える方も多いはずです。ここが大事なところなんです。
雪が降らない地域なら、22万円は装備に回したほうが満足度は上がりやすいです。逆に雪国なら、Gのままでも駆動方式を優先したほうが冬の安心が違います。
グレードの違いそのものはハリアーのグレードの違いを一覧で比較で詳しく見られます。

燃費と重さはどれだけ変わる?
E-Fourはモーターが1つ増えるぶん、少し重くなります。燃費もわずかに落ちます。WLTCモードの数字で比べてみましょう。
| グレード | 燃費 2WD | 燃費 E-Four | 重量 2WD | 重量 E-Four |
|---|---|---|---|---|
| G | 22.7km/L | 22.0km/L | 1,650kg | 1,720kg |
| Z | 22.4km/L | 21.7km/L | 1,680kg | 1,740kg |
| Z“Leather Package” | 22.4km/L | 21.7km/L | 1,690kg | 1,750kg |
出典はトヨタ公式の主要諸元表(2026年8月)です。燃費は国土交通省審査値、調光パノラマルーフを付けると重量は20kg増えます。
燃費の差は0.7km/Lです。これを年間の燃料代に直すと、どれくらいになると思いますか?
仮に年1万km走り、ガソリン1Lを170円として計算してみます。ZならE-Fourとの差は約14Lで、年2,400円ほどです。
燃料はどちらも無鉛レギュラーで、タンクは55Lと同じです。燃費の差だけでE-Fourをあきらめる必要はない、というのが正直なところですね。
自動車税は2.5Lなので年43,500円で共通です。重量税もE-Fourを含めて1.5t超2.0t以下の区分に収まります。駆動方式で税金が変わることはありません。
実際の燃費がカタログ値とどのくらい違うかはハリアーの実燃費でまとめています。
雪道と山道でE-Fourが効く場面
E-Fourの価値が出るのは、タイヤが滑りやすい場面です。特に「止まった状態からの発進」と「上り坂」で差がはっきりします。
例えばこんな場面です。朝、凍った駐車場の坂を上って道路に出る時。2WDだと前輪だけが空回りして、なかなか進まないことがあります。
E-Fourは、前輪が滑った時に後輪にも力を足してくれます。4輪で地面をつかむので、じわっと前に出やすいんです。
ただ、誤解されやすいところもあります。E-Fourでも、止まる力と曲がる力は2WDと変わりません。ブレーキが効くかどうかはタイヤ次第なんです。
4WDは「進む」を助ける仕組みです。凍った路面で止まるにはスタッドレスタイヤが要ります。雪国では駆動方式とタイヤをセットで考えておきましょう。
山道はどうでしょうか。乾いた舗装路の峠道なら、2WDでも困ることはまずありません。
雨の日の急な上り坂や、砂利道のキャンプ場に入る時はE-Fourのほうが落ち着いて走れます。最低地上高はどちらも190mmなので、段差への強さは同じです。
高速道路の横風や雨の日のレーンチェンジでも、E-Fourは後輪の力で姿勢が落ち着きやすいと言われます。ただ、晴れた日の普段使いで違いを感じる場面は多くありません。
冬の帰省で雪の峠を越える、という方はE-Fourの出番があります。年に数回でも「その日に動けるか」が大事なら、22万円の価値は十分ありますよ!

あなたはどっち?住んでいる場所と使い方で決める
ここまでの話を、判断しやすい形にまとめてみますね。当てはまる項目が多いほうを選んでみてください。
- 冬に道路へ雪が積もる地域に住んでいる
- 自宅や職場の出入口に坂がある
- 冬にスキー場や雪の多い地域へよく出かける
- 砂利道や未舗装のキャンプ場に入ることがある
- 雪の日も車で通勤しないといけない
- 雪が積もるのは年に1回あるかないか
- 走るのは街中と高速道路がほとんど
- 雪の日は車を出さずに済む
- 22万円をオプションや上のグレードに回したい
友人とこんな会話になることがあります。
「せっかく買うなら四駆のほうが安心じゃない?」
「でも雪なんて年に1回だし、その日は出かけないよ」
この感覚、実は大切です。年に1回の雪のために22万円を払うかどうか、と考えると答えが出やすくなります。
もう1つの考え方は、雪の日に車を出せないと困る人がいるかどうかです。家族の送り迎えや通院で、天気に関係なく走る必要があるならE-Fourを選んでおくと安心です!
ちなみに、寒冷地仕様はハリアーでは全車標準です。2WDを選んでも、寒い地域向けの装備は付いてきます。
中古で四駆のハリアーを探す時の注意
『中古なら四駆も安く買えるのでは?』と考える方もいるはずです。ここは世代と型式で中身が違うので、少し注意が要ります。
| 年式の目安 | パワートレイン | 4WDの型式 | 4WDの呼び方 |
|---|---|---|---|
| 2026年8月改良後 | 2.5Lハイブリッド | AXUH85 | E-Four |
| 2020年6月〜2026年7月 | 2.5Lハイブリッド | AXUH85 | E-Four |
| 2020年6月〜2026年7月 | 2.0Lガソリン(廃止) | MXUA85 | 4WD |
| 2022年〜2026年7月 | PHEV(廃止) | AXUP85 | E-Four |
80系の中古で4WDを探すなら、型式の末尾が「85」かどうかで見分けられます。車検証の型式欄を見るのが確実です。
ガソリン車の4WDとハイブリッドのE-Fourは、仕組みがまったく違います。ガソリン車の4WDはモーターではなく、エンジンの力を機械で後輪に送る方式なんです。
雪道で使う目的なら、どちらも4WDとして役に立ちます。ただ、燃費や税金は別物なので、比べる時は同じパワートレイン同士で見ておきましょう。
中古車選びの全体像はハリアーの中古車の選び方で詳しく書いています。
見積もりで駆動方式を決める時の順番
駆動方式は、見積もりを取ってから迷うより、先に決めておくと話が早く進みます。おすすめの順番はこうです。
- 住んでいる地域の冬の積雪と、家の周りの坂を思い出す
- 雪の日に車を出す必要があるかを考える
- 必要ならE-Four、不要なら2WDで見積もりを取る
- 迷う場合は両方の見積もりを並べて差額を見る
- 22万円をオプションやグレードに回した場合と比べる
E-Fourにするなら、パッケージの選び方も合わせて考えたいところです。Zに付く内容はZ“Leather Package”は必要か、黒い加飾の特別仕様車はNight Shadeとはで比べられます。
見積もりは1社だけだと、値引きの幅が見えにくいです。同じ仕様で複数の見積もりを並べると、駆動方式の22万円がどこまで縮まるかも分かります。
ハリアー買いたいドットコム
ハリアーの値段、先に相場を見ておく
今の車の買取相場と、ハリアーの値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。
無料今の車の買取相場を調べる※相場は年式・走行距離・状態で変わります。
値引きの相場と交渉の順番はハリアーの値引き相場と限界額を見てから商談に行くと安心です。
よくある質問
ハリアーの2WDはFFですか、FRですか?
前輪駆動のFFです。いまのハリアーに後輪駆動のFR設定はありません。4WDが欲しい場合はE-Fourを選びます。
E-Fourにすると燃費はどれくらい落ちますか?
WLTCモードで0.7km/L下がります。Zなら22.4km/Lが21.7km/Lになります。年1万km走っても燃料代の差は数千円程度です。
E-Fourなら雪道でスタッドレスなしでも走れますか?
走れません。E-Fourは発進や上り坂を助ける仕組みで、止まる力はタイヤで決まります。雪道ではスタッドレスタイヤを用意しておきましょう。
2WDとE-Fourで自動車税は変わりますか?
変わりません。どちらも2.5Lなので年43,500円です。重量税も同じ1.5t超2.0t以下の区分です。
2WDとE-Four、売る時に差は出ますか?
雪の多い地域ではE-Fourの需要が高めと言われますが、時期と地域で変わります。売る時の差を当てにして選ぶより、使い方で決めるのがおすすめです。
まとめ
- ハリアーの2WDは前輪駆動のFF、E-Fourは後輪にモーターを足した電気式4WD
- E-Fourは全グレード一律で22万円高い(’26年8月現在)
- 燃費の差は0.7km/L、重さは60〜70kg増。税金は同じ
- 雪国や坂のある家ならE-Four、雪がほぼ降らないなら2WDで足りることが多い
- E-Fourでも止まる力はタイヤ次第。雪道ではスタッドレスが要る





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